瀋陽からチチハルへ列車の旅

いよいよ列車の旅の開始。
列車に乗る前にまず売店でお買い物。




列車の時刻表。




通路を渡りながら外を眺める。



軟座(二等車)の待合室。

軟座は寝台車仕様で、硬座は三等車。
硬座は普通の座席スタイルの車両。

名の通り硬く長距離にはきつい車両。
さらに汚くて混沌として待合室の待遇も違います。



まだ時間が早いので空いています。
発車時間が迫ると通路まで人があふれます。



長旅の前には必ず立ち寄るところ。

この国はドアもなく仕切りもこの程度。
丸見え・・・



仕切りの中の様子。
下を水が流れています。

落とし忘れたものがあると係員が
上の写真に見えるモップでさっと流します。



瀋陽〜チチハルと書いてあります。

これから11時間の列車の旅。
長いなぁ・・・



必ず車両ごとの入り口で係員が切符をチエック。
車両間は鍵をかけます。

自由に移動できなくてちょっと不便。



左右に上、中、下の三段ベットがあります。

この台の下に係員が大きな鉄製のポットに
お湯を入れて置いて行きます。

乗客はお茶を飲んだりラーメンを作ったり。
湯呑用のカップは必携。



ベッドの席は下段が一番料金が高い。
下段は上、中の乗客が座ったりしますので
初めての列車は中段をリクエスト。

通路はヨーロッパスタイル。
中国は折りたたみ式の椅子があります。

ベッドに寝ないときは上、中の乗客が利用します。
数が足りないので早めに確保しましょう。



中段から見た下段の様子。
(覗き見?)

下段に中高年者が多いのは
寝台車でもはしごがないから。
(驚き!)

10センチ四方の正方形の鉄板が
高い位置にちょこんと取り付けてあるだけ!

そこへ足のつま先を乗せて「エイヤッツ」と
勢いをつけてよじ登ることを強いられます。

肥満体や運動が苦手な人には無理な状況。
西洋人並みに背が高い我が家でも大変でした。

あまりに上り下りが厄介なので
おトイレも我慢しました。




ベッドでくつろぐ旅人。




途中駅の様子。



長春の駅。
帰りにはここへ立ち寄ります。
今は通過。




列車を降りる人、荷物を積み込む車。




買い物に降りる人。



「これだけでいいの?」
「そうね」




ただブラブラする人。




何もない平原がどこまでも続く。





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